2026年1月25日日曜日

公開買付価格より高い市場価格!?サンケイリアルエステート(2972)のTOBに村上ファンド系が参戦

保有しているJ-REITのサンケイリアルエステート投資法人(証券コード2972)について、2026年1月6日、公開買付(TOB)が始まりました。
写真の書面は、1月20日に届いた公開買付のご案内です。














私の取得単価は91,720円。公開買付価格は125,000円です。
わずか3口しか持っていませんので、公開買付に応募する手間を避けて、いつものように市場で売ろうと思ったら、なぜか、市場での取引価格が公開買付価格(125,000円)を上回っています。

普通は、125,000円という価格のTOBを控え、市場価格はTOB価格から数百円ほどディスカウントされるはずなのに、今回は逆にプレミアムが乗っています。
なぜ・・・❓❓

気になって調べてみたら、やっぱりアクティビスト(物言う株主)が動いていました!
2026年1月23日受付の大量保有報告書によると、旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンスが買い増しをしていて、保有割合が7.36%に。

アクティビストが一定以上の議決権を握れば、スクイーズアウト(非公開化)に不可欠な3分の2以上の賛成を阻止できる拒否権(33.4%)確保への脅威となります。
つまり、買収側はスムーズに非公開化ができなくなるリスクがあります。

もちろん、現在の7%台の保有では、拒否権確保の水準には遠く、アクティビストと言えども、直ちに価格引き上げを強制できる立場にあるとは言えません。
でも、市場は、「買収側がもっと高い価格を提示(上乗せ)せざるを得なくなるのでは?」という期待で盛り上がっているわけですね。


なお、今回のTOBは少し変わった仕組みになっています。
それは、2月末の分配金は支払われるけれど、その分、後でもらえる買取価格(スクイーズアウト価格)から控除されるというもの。
(サンケイリアルエステート投資法人の2026年1月16日付プレスリリースに記載されています。)

つまり、
今売る人: 125,000円(全額が売却代金)
最後まで持つ人: 2月末分配金(5月下旬ころに支払われる約2,773円予定) + スクイーズアウト価格(約122,227円予定) = 合計125,000円

結局、どちらにせよ125,000円に落ち着くように計算されています。
でも、市場が125,000円を超えて取引されているということは、この125,000円という枠組み自体がさらに引き上げられることに賭けている人が多いという証拠ですね。


現状の選択肢は2つです。
現在の市場価格(125,000円+α)で売却し、確実に利益を確定させる。
公開買付価格のさらなる引き上げを期待してホールドする。

シティが妥協して売却に転じれば、価格は一瞬で125,000円まで戻るでしょう。
手堅く行くなら①ですが、現在の数百円の差益を狙うよりも、アクティビストの動向や市場の反応を見極めたく、もう少し様子を見てみようかと思います。
公開買付期限は2026年2月19日。これからの3週間、状況を見極めながら出口を探りたいと思います。


最後までお読みいただきありがとうございました。
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※本記事は管理人個人の経験に基づく情報提供を目的としており、
 特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
 投資判断は自己責任でお願いいたします。

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